新米の季節ですね、って噺

新米の季節ですねって噺。
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秋になると、スーパーやお米屋さんで「新米」の文字を見かけるようになります。

新米って響きが、もうなんとなく特別ですよね。

炊きたてのご飯から立つ湯気だけで、ご飯のおかずになりそうです。

私たちは普段、当たり前のようにお米を食べていますが、考えてみれば、その年にとれたお米を食べられるというのはありがたいことです。

そして神社のお祭りを一年通して眺めてみると、実はこの「お米ができるまでの一年」と深くつながっています。

目次

春には、今年も実りますように

毎年2月17日、神社では「祈年祭(きねんさい)」というお祭りが行われます。

「としごいのまつり」ともいいます。

その年の五穀豊穣、つまり「今年も作物が豊かに実りますように」と神様に祈るお祭りです。

まだ田んぼに稲が育っているわけではありません。

これから一年が始まるところで、

「今年もちゃんと実りますように」

とお願いするわけです。

日本人は長い間、稲作を中心に暮らしてきました。

種をまき、苗を育て、田植えをして、夏の暑さの中で稲が育ち、秋になれば収穫する。

今では農業に直接関わらない人の方が多くなりましたが、神社のお祭りには、そんな農耕を中心に暮らしてきた日本人の一年が今も残っています。

新しいお米がとれたら

春にお願いした作物が育って、やがて秋になります。

田んぼの稲穂が黄金色になって、いよいよ収穫です。

そして10月、伊勢神宮では「神嘗祭(かんなめさい)」が行われます。

その年に収穫された新穀を、天照大御神にお供えする大切なお祭りです。

伊勢神宮と聞くと、ずいぶん遠いところの話に感じるかもしれません。

でも、実はそれほど遠い話でもありません。

神棚に「神宮大麻(じんぐうたいま)」をお祀りされているご家庭も多いと思いますが、

そのお神札も、伊勢神宮の天照大御神につながっています。

……このあたりを詳しく話し始めると、

「そもそも神宮大麻って何?」

という別の噺が始まってしまいますので、それはまたそのうちに。

そして、「今年もありがとうございました」

さらに11月23日には「新嘗祭(にいなめさい)」があります。

その年に収穫された新穀を神様にお供えし、今年の実りに感謝するお祭りです。

春には、

「今年も豊かに実りますように」

とお願いする。

そして秋になって実ったら、

「今年もありがとうございました」

と感謝する。

お願いしたら、お礼もしなくちゃね。

考えてみれば、ごく当たり前のことです。

神社のお祭りと、お米の一年

祈年祭、神嘗祭、新嘗祭。

もちろん、それぞれのお祭りには長い歴史や意味があります。

そこを一つひとつ詳しく説明し始めたら、とてもこの「噺」では収まりません。

詳しいことを知りたい方は、神社本庁や伊勢神宮などのページをご覧ください。

ここで私が言いたかったのは、もっと単純なことです。

春に実りを祈って、秋には実ったものを神様にお供えして感謝する。

神社で一年を通して行われているお祭りからは、昔から続いてきた日本人の暮らしが見えてきます。

稲作が始まったはるか昔から考えれば、私たちの暮らしはずいぶん変わりました。

それでも秋になれば稲穂が実り、新米がお店に並びます。

そして神社では、今年も新しくとれたお米を神様にお供えします。

やっぱり新米はうまい

……なんてことを考えながらも、食べる側としては難しい話は抜きにして、

炊きたての新米は、やっぱりうまいんです。

今年も新米の季節になりました。

まずは今年もお米がとれたことに感謝して、ありがたくいただきましょう。

新米の季節ですね、っていう、そんな噺です。


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この記事を書いた人

デジタルのことや神社のこと、趣味や日々の中で気になったことを書いています。自分自身の記録も兼ねたICT310の管理人です。

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