最近、アニメやWeb小説のタイトルを見ていて思うことがあります。
長い……。
覚えられない……。
頭の10文字くらいを読んでも、どの作品なのか分からない。
早押しクイズです
では問題です。
次の作品の正式名称を答えてください。
「勇者パーティーを追放された――」
ピンポーン!
まだ押しちゃダメです。
「勇者パーティーを追放された白――」
ここまで来て、ようやく、
『勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる』
かな?
と見当がつきます。
なにしろ「勇者パーティーを追放された」で始まる作品は、一つではありません。
勇者パーティーからは、どうやら私が思っている以上に多くの人が追放されています。
大丈夫なんでしょうか、勇者パーティー。
昔なら、もう押せた
昔のアニメなら、
「機動戦士――」
ピンポーン!
「ガンダム!」
まあ、これでだいたい正解です。
「新世紀――」
ピンポーン!
「エヴァンゲリオン!」
これもいける。
では、
「悪役令嬢に転生した――」
ピンポーン!
だから、まだ押すなって。
もう少し聞かないと、どの作品なのか分かりません。
どうしてこんなに長くなった?
でも、こうなった理由もなんとなく分かります。
Web小説には、とんでもない数の作品があります。
「小説家になろう」にも「カクヨム」にも毎日読み切れないほどの新規投稿・更新があります。
その中から、
「これ、面白そう」
と思ってクリックしてもらうためにはどうしたらよいのか。
「異世界」だけでは足りない。
「転生」もたくさんある。
「悪役令嬢」も大勢いる。
勇者パーティーから追放された人も、かなりいる。
だったらタイトルの中に、
「誰が」「どうなって」「そのあと何をする話なのか」
まで入れてしまおう。
そう考えると、タイトルというより、だんだん「あらすじ」に近づいてくるのも分かる気がします。
ちなみに…..
調べてみたら、「小説家になろう」で「転生したら」という言葉をタイトルに含む作品を集めた人がいました。
2021年の時点で、2,170作品。
……そりゃ「転生したら」まで聞いて早押ししても当たらないわけです。
そして、ここまで来た
ところで、アニメ化された作品で長いタイトルを調べてみました。
私が確認できた範囲で、現在最長級なのが『無限ガチャ』と呼ばれている作品です。
では、正式タイトルをどうぞ。
『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト「無限ガチャ」でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&「ざまぁ!」します!』
79文字。
タイトルを読んだだけで、だいたい何が起きるのか分かりました。
そして、この作品。
普段は、
『無限ガチャ』
と呼ばれています。
……。
だったら最初から……。
いや、それを言っちゃいけない。
問題は長さじゃないのかもしれない
現在進行形で妻が大ハマりしている深夜アニメ『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』だって、決して短いタイトルではありません。
でも私は「ふつつかな悪女」まで読めば、もう分る。
調べてみても、「ふつつかな悪女」で始まる別作品は見当たりませんでした。
長いけど、見分けはつくんです。
つまり、困っているのはタイトルが長いことそのものではないのかもしれません。
途中まで読んでも、まだどの作品なのか分からない。
こっちの方が、おじさんにはつらい。
では最後に、もう一問。
「勇者パーティーを追放された――」
ピンポーン!
だから、まだ早いって。
最近のアニメ、早押しクイズが成立しない、っていう、そんな噺です。
Web小説とアニメについては、以前にもこんな噺を書きました。

